美術館の概要

香雪美術館について

 朝日新聞社の創業者・村山龍平が蒐集した日本、東洋の古美術コレクションなどを収藏する美術館として、昭和48年(1973)に開館しました。古美術の優品と時を刻む近代建築の保存・調査を進めるとともに、広く文化的体験の機会を提供する公益活動を通して、かけがえのない文化財を未来へ引き継ぐ事業を進めています。

 重要文化財19点、重要美術品22点を筆頭とする所蔵品は、仏教美術、書跡、近世絵画から茶道具、漆工芸、武具に至るまで、幅広く各ジャンルを網羅しています。

 館蔵美術品については、毎年春と秋にテーマを決めて展示する「コレクション展」で公開し、ほかに日本美術の様々な作家に焦点を当てた「企画展」を開いています。また、展示に関係するテーマの講演会と茶会をあわせた「梅園会」を年に数回開催し、館蔵品に対する理解を深める機会を設けています。

 明治、大正期の文化と建築技法を今に伝える「旧村山家住宅」については、維持管理に努めるとともに、その活用を図っています。毎年春と秋に「庭園見学会」を開催して外観を公開するほか、秋には茶室棟や書院棟、館藏の茶道具などを使って濃茶、薄茶、点心でもてなす藪内流の「玄庵茶会」を催し、伝統文化を体験する機会を提供しています。

 このほか、設立主旨である美術文化の向上に貢献するため、設立地である兵庫県に関係のある優秀な美術系学生を対象とした「奨学金制度」を創設し、教育・研究活動を経済面で支援しています。

 公益法人制度改革にあわせて平成22年(2010)11月、公益財団法人となり、美術を愛し、この国の文化向上を願った村山龍平翁と歴代理事長の志を将来に伝える体制を整えています。

公益財団法人 香雪美術館

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