展覧会

開館40周年記念名品展 第4期.茶道具編「茶人村山香雪」

名称 開館40周年記念名品展 第4期.茶道具編「茶人 村山香雪」
会期 11月2日(土)~12月23日(月・祝)
開館 午前10時~午後5時(入館午後4時30分まで)
会期中無休
※作品保護のため展示替えがあります
 前期:11月2日(土)~11月27日(水)、後期:11月28日(木)~12月23日(月・祝)
観覧料 一般700(550) 円、大高生450(350)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社
会場 香雪美術館
阪急「御影」駅より東南徒歩5分、JR「住吉」駅より北西徒歩15分、
阪神「御影」駅より市バス19系統「阪急御影」下車徒歩5分

 香雪美術館は昭和48年(1973)に開館し、本年で40周年を迎えました。朝日新聞を創刊した村山龍平〈りょうへい〉(号・龍平 1850~1933)が蒐集した日本・東洋の古美術コレクションを所蔵する美術館で、館蔵品は絵画、仏教美術、書跡、茶道具から武具まで幅広いジャンルにおよび、重要文化財18点、重要美術品27点を数えます。本年は、開館40周年記念の名品展を4期に分けて開催してまいりました(1絵画編、2刀剣編、3仏教美術編)。
 締めくくりの第4期展では、古儀茶道藪内流の茶道を修め、近代の数寄者に名を連ねた村山龍平翁のコレクションを通して、茶人としての心と姿をご紹介します。
 明治35年(1902)大阪の実業界を中心に生まれた茶の湯の会「十八会」は、朝日新聞・村山龍平、上野理一と藤田組・藤田伝三郎が発起人となり、財閥の住友吉左衛門、豪商の殿村平右衛門、白鶴の嘉納治兵衛ら18名が参加。明治41年(1908)には茶の師・藪内節庵を中心に「篠園会」が発足し、古美術の保護と鑑賞をともに学び楽しみました。また、日本人の自然を愛する美意識を高く評価したインドの思想家タゴールが来阪の際、御影の自邸でお茶の席を設けた逸話も残っています。
 龍平翁は「まだそういう資格はない」といって皆伝を固辞していましたが、その没後に藪内竹窓(藪内家元11代)より「贈り皆伝」として、村山紹龍の名を得ました。
 本展では、実際に茶会で活躍した名品等、約60点を展観いたします。

梅園会(講演会と茶会)

日時:12月3日(火) 午後1時から/茶会:第1席 午後3時より、 第2席 午後4時より
講師:熊倉功夫氏(静岡文化芸術大学学長、茶道史研究家)
演題:「茶人 村山香雪と茶友たち」
定員:50名(応募多数の場合は抽選となります)
会費:3,000円(当日申し受けます)
申し込み方法:往復はがきに住所・氏名(返信用にも)・電話番号・ご希望茶席を明記のうえ、下記宛先までお送りください。はがき1枚につき2人まで申し込みできます。その場合、必ず2人の住所・氏名、電話番号を明記してください。
〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家2丁目12-1 香雪美術館「梅園会」係
締め切り:11月20日(水)必着

※「香雪美術館開館40周年記念名品展 第4期:茶道具編『茶人 村山香雪』」展の入場料を含みます。

会期中の毎週土曜日、午後2時から学芸員によるギャラリートークを行います。
※聴講は無料ですが、別途展覧会の鑑賞券が必要です。

主な作品

※(前期)/(後期)印のないものは通期展示

  • 重要文化財志野松籬(しのまつまがき)絵水指 桃山時代
  • (伝)小野道風継色紙 平安時代(前期)
  • 重要美術品藤原伊房 藍紙本万葉集切 平安時代(後期)
  • 重要美術品唐物 丸壺茶入 利休丸壺 中国・南宋時代
  • 重要美術品楽長次郎 黒茶碗 銘「古狐(こぎつね)」 桃山時代
  • (伝)紀貫之高野切 第三種 平安時代(前期)
  • 野々村仁清鴨香炉 江戸時代
  • 赤絵金襴手人物文鉢 銘「大マレモノ」 中国・明時代
 

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