展覧会

「大名茶人 松平不昧の好み」

大名茶人 松平不昧の好み

会期 10月25日(土)~12月23日(火・祝)
休館日 11月26日(水)
開館 午前10時~午後5時(入館午後4時30分まで)
観覧料 一般 700(550) 円、大高生450(350)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社

 松平不昧(1751-1818)は江戸藩邸で出羽守宗衍(むねのぶ)の次男として生まれ、17歳で出雲国松江第7代藩主を襲封(しゅうほう)し、治郷(はるさと)と名乗ります。破たん寸前であった藩財政の改革をすすめ、財政が好転したのを機に茶道具の蒐集を始め、収集した道具類の目録は「雲州蔵帳」と称されて今日に伝えられています。茶の湯は遠州流と石州流を学び、和歌、俳諧、絵画にも通じます。22歳の時、禅の修行により「不落因果 為甚惰野狐 不昧因果 為甚脱野狐(無門禅師「百丈野狐(ひゃくじょうやこ)」)」から不昧の号を得ました。
 蔵帳では、茶器を歴史的背景や美的な配慮のもと、宝物、大名物、中興名物、名物並、上、中、下と7段階に格付け分類整理し、天下の名器・名物類の美の基準を示しました。また、不昧独自の美意識によって作られた道具類は「お好みもの」、「不昧好(ふまいごのみ)」と呼ばれ、広く知られるところとなります。
  当展では、今なお茶道具の指針とされる松平不昧の審美眼と、その美意識の創造にかかわった作品をご紹介します。

※作品保護のため展示替えがあります
前期:10月25日(土)~11月25日(火)、後期:11月27日(木)~12月23日(火・祝)

梅園会(講演会と茶会)

日時:12月2日(火) 午後1時から/茶会:午後3時から
講師:熊倉功夫氏(静岡文化芸術大学学長、茶道史研究家)
講演:「松平不昧の茶の湯」
定員:50名(応募多数の場合は抽選)
参加費:3,000円
※「大名茶人 松平不昧の好み」展の入場料を含みます。
申込方法:往復はがきに住所・氏名(返信用にも)、電話番号を明記のうえ、下記宛先までお送りください。はがき1枚につき2名まで申し込みできます。その場合、必ず2名の住所・氏名、電話番号を明記してください。
〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家2丁目12-1 香雪美術館「梅園会」係
※申込を承りましたら、参加費納入のご案内を書面にてご連絡します。参加費をご納入いただきました方には参加証をお送りします。参加費は事前のお振込となり、お振込後のご返金はいたしませんので、ご了承ください。

申込締切:11月4日(火)必着

会期中の毎週土曜日、午後2時から学芸員によるギャラリートークを行います。
※聴講は無料ですが、別途展覧会の鑑賞券が必要です。

チラシプリントアウト(pdf)

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