中之島 香雪美術館

常設展示

茶室「中之島玄庵」Nakanoshima Gennan

「中之島香雪美術館」の常設展示施設として、
国指定重要文化財「旧村山家住宅」に建つ茶室「玄庵」を原寸大で再現しました。

「茶室」のみならず「露地」空間全体を再現して常設展示するという手法は、今回の「中之島香雪美術館」が初めてです。設計・監修は京都伝統建築技術協会の中村昌生理事長が担当し、施工は元禄元年(1688)創業の安井杢工務店が伝統工法で仕上げました。露地は中根庭園研究所が監修しました。伝統的な匠の技と、映像・照明による空間演出など現代のテクノロジーとが融合しました。

茶室「中之島玄庵」
中之島玄庵内観
露地
展示について
茶室「中之島玄庵」

公開展示

一部の壁を脱着可能な構造にし、茶室内部を鑑賞しやすくする工夫を凝らしています。
また、「点前」を実際に鑑賞できる「イベント茶会」など、新しい展示手法も試みます。

露地再現について

藪内流の「露地」の特徴である腰掛待合、猿戸から内露地の段差のついた珍しい戸摺石や飛石を配置。
延段や手水鉢、灯籠などを造形、下草や苔なども再現展示しています。

映像・照明による演出

演出照明を駆使した光による明暗が本米の茶室の陰影を生み、茶の湯の世界観を彩ります。
また、壁面にはプロジェクターで最新デジタルCG映像を投影し、四季により変化する茶室の空間の演出を行います。

玄庵について
玄庵
  • ・村山龍平は、大阪の財界人との交流を通じて次第に茶の湯の世界を楽しむようになり、藪内流の藪内節庵に就いて茶を学びました。
  • ・明治44年(1911)、藪内節庵の指導を受け、村山邸の和館の奥に建てられた「玄庵」は、藪内流家元の茶室である重要文化財「燕庵」の写し。これを写して建てることは、相伝を得た人だけが許される定めであり、村山邸に建てられたのは破格の扱いでした。
  • ・近代の優れた和風建築として村山龍平の趣味教養を偲ばせるとともに、高い建築技術を後世に伝える大切な文化資産です。

村山龍平記念室 Ryouhei Murayama Memorial Room

村山龍平の生涯を貴重な展示品や大型年表、解説パネルなどにより紹介します。
また、朝日新聞社の発祥の地である中之島の歴史を辿ります。

村山龍平記念室
主な展示・紹介内容について

朝日新聞社と村山龍平の足跡

  • ・朝日新聞社の歴史や、中之島における社屋の変遷について、年表やパネル、映像で紹介。朝日新聞創刊号のパネルなどの資料も展示しています。
  • ・来館者自身が展示関連の情報を検索L、閲覧できる情報端末設備も設置しています。

旧村山家住宅について

  • ・村山龍平が移り住んだ神戸·御影が関西財界人の住まう屈指の高級住宅地として発展してきた歴史や、現存する国指定重要文化財「旧村山家住宅」を、パネルや全景ジオラマ模型、映像で紹介しています。
  • ・竹をモチーフに美しく装飾された洋館2階の居間を再現展示しています。

村山龍平の美への想い

  • ・岡倉天心たちが主宰した美術雑誌『國華』の経営を引き継ぐエピソードを、書簡や『國華』の関連資料とともに紹介しています。
  • ・多くの美術品の海外流出を食い止め、自ら美術品の収集に力を注いだ物語や、日本の美術への想いを映像で紹介しています。
村山龍平と朝日新聞社の足跡
美術雑誌『國華』について
旧村山家住宅について
旧村山家住宅 洋館 居間の再現

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