所蔵品

絵画

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真山水図(しんさんすいず)

重要文化財
雪舟等楊
せっしゅうとうよう
真山水図
しんさんすいず
李蓀・朴衡文 賛
紙本墨画 一幅
室町時代
 雪舟等楊(1420-1506)は、絵を描く時の情況により、様々な画題を描き分けた。本図は、雪舟、60代半ばから後半の作。雪舟が山口の大内氏に寄宿していた頃のこと、大内氏の使者が朝鮮へ行った際に本図を携え、李蓀(りそん)と朴衡文(ぼくこうぶん)との二官人の賛詩を得て持ち帰ったもの。雪舟は、外交の為に披露する品として、周文様のオーソドックスな正攻法の山水を描いて見せたのである。

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