●会期 | 2018年4月21日(土)~6月17日(日) |
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●休館日 | 月曜日 ※ただし、4月30日(月・祝)開館、5月1日(火)休館 |
●開館 | 午前10時~午後5時(入館午後4時30分まで) |
●観覧料 | 一般 800(600) 円、大高生500(400)円、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 |
●主催 | 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社 |
月山貞一(弥五郎、1836~1918)は明治から大正時代に活躍した刀工です。7歳で大阪の刀工・月山貞吉の養子となった貞一は、16歳の時には父と合作で見事な刀身彫刻を施し、彫刻巧者の片鱗を見せました。奥州出羽の波打つような綾杉肌に新たな伝統を加え、大きな功績を残しました。働き盛りであった40代に廃刀令の憂き目にあいますが、その技術力は高く評価され、近隣の神社からの受注を得て、廃業を免れました。明治26年(1893)のシカゴ万国博覧会をはじめ、各博覧会や展覧会に出品し、明治39年(1906)には刀工で初めて帝室技芸員に任じられました。
香雪美術館のコレクションを形成した村山龍平は、月山貞一に刀剣を作らせ、それを鍛えているところを見学にも行っています。
本展では、この月山貞一の作品を中心に、村山龍平が収集した刀装具コレクションを紹介します。また、初めは刀装具を制作しながらも、廃刀令の影響で花瓶や香炉といった室内装飾品などの制作に転向した正阿弥勝義などの作品を併せてご紹介します。
●開催日 2018年4月29日(日)
●開催時間 午後1時~ 約1時間半
●講演 奈良県指定無形文化財保持者・全日本刀匠会顧問 月山 貞利 氏
「刀工・月山家を受け継いで」
●定員 50名 ※当日10時30分より整理券を配布します
会期中の毎週土曜日午後2時から、学芸員によるギャラリートークを行います。
※講演会、ギャラリートークの聴講は無料ですが、別途展覧会の鑑賞券が必要です。