展覧会

会期 2019年2月26日(火)~5月6日(月・振替休日)
※作品保護のため、一部展示替えを行います
休館日 月曜日 ※ただし、4月29日、5月6日は開館
開館 午前10時~午後5時(入館午後4時30分まで)
観覧料 一般 800(600) 円、大高生500(400)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社
特別協力 公益財団法人梅若会、梅若実後援会、ダンスウエスト
協力 学校法人行吉学園 神戸女子大学古典芸能研究センター

 能は、謡(うたい)と囃子(はやし)を伴奏に、演者が能面をつけて演じ、極めて簡素な所作で物語が展開されます。その歴史は平安時代に日本各地で発生した猿楽(さるがく)にさかのぼり、鎌倉時代に、より完成度の高い歌(うた)と舞(まい)の劇へと進化して、室町時代初期に足利義満の庇護のもと、観阿弥、世阿弥父子によって大成されたといわれています。生者と亡霊や精霊が語り合う深遠な世界観と様式美は、その後の日本美術の発展にさまざまな影響を与え、現代に伝わる伝統芸能として、2008年ユネスコ無形文化遺産に登録されました。
 本展覧会は、シテ方能楽師の梅若六郎玄祥師が、2018年に曽祖父である初代実の名跡を継ぐ四世梅若実襲名を機に企画されました。同師の全面的協力を得て、猿楽発祥の地のひとつ、丹波に祖を持ち、600年を超える芸能の系譜を伝える名門梅若六郎家の貴重な面や装束約70点を紹介します。

梅園会(講演会と茶会)※要事前申込

●開催日    2019年3月3日(日)
●開催時間   講演:午後1時
        茶会:午後3時から
●講演     野上記念法政大学能楽研究所教授 宮本圭造 氏
        「能面が物語る梅若六郎家の今昔」
●定員     50名 ※応募多数の場合は抽選
●参加費    3,500円 ※本展覧会の入場料を含みます。
●参加申込方法 往復はがきに住所・氏名(返信用にも)、電話番号を明記のうえ、下記宛先まで
        お送りください。はがき1枚につき1名のみ申込みできます。申込み受付後、参加
        費事前入金の案内を書面にて連絡いたします。
        〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家2丁目12-1 香雪美術館「梅園会」係
●締め切り   2019年1月31日(木)必着

会期中の毎週土曜日、午後2時から学芸員によるギャラリートークを行います。
※ギャラリートークの聴講は無料ですが、別途展覧会の鑑賞券が必要です。

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