今後の開催予定
特別展 ベルナール・ビュフェ美術館所蔵
ベルナール・ビュフェ
―「線」に命を捧げた孤高の画家―
2025年10月4日(土)~ 12月14日(日)

みどころ
神経を突き刺すような黒い描線と、現実と非現実の間を漂うような、鈍い色彩に覆われた画面。ベルナール・ビュフェは、第二次世界大戦後、混迷する時代の閉塞感と不安を可視化したともいえる画風を確立し、20歳を目前にして、一躍世界の画壇の寵児となりました。
わが国でも、1960年代以降の安保闘争や学生運動が激化した時代に、その虚無的なイメージは熱狂的に受け入れられ、街頭や喫茶店の一角にも掲げられたビュフェ作品を、目にしたことがある方も多いと思います。その後もビュフェは、抽象表現へと突き進む美術の新しい動向に追随することなく、独自の具象表現を貫き続けました。しかしそのことで、通俗的、商業主義的と世間から批判を受け、次第に美術界から距離を置くようになりました。
本展では、これまで美術の歴史の中で語られることがなかったビュフェ作品を改めて問い直し、近年、ピカソに並ぶ巨匠として再評価の機運にある、彼の視線の中にあった真実(リアル)を探りたいと思います。
出品作品は、世界で唯一のベルナール・ビュフェ美術館(静岡県長泉町)の所蔵作品から、彼が慈しみ描いた昆虫や静物のかたちを中心に、油彩、版画、資料ほか約60点を精選しご紹介します。
ギャラリートーク
当館学芸員が作品について解説します!
日 時:10月17日(金)、10月31日(金)、11月14日(金)
いずれも17時から(30分程度)
場 所:展示室内にて
参加料:無料 ※入館料が必要です。
こども無料DAY
この日程に限り小学生~大学生まで入館無料!(保護者は有料です)
この日はおはなしも、笑うのも、泣くのもOK!※ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします
開催日:11月1日~11月3日(月・祝)
※学生証をご提示ください
記念講演会
演題:ビュフェはなぜ嫌われたのかーー批評史における「これまで」と「いま」
講師:小針由紀隆氏(ベルナール・ビュフェ美術館館長)
日時:10月11日(土)14時~15時30分
会場:中之島会館(中之島香雪美術館隣)
参加料:500円(展覧会観覧には別途入館料が必要)
定員:280名(事前申し込み・先着順)
受付開始:7月27日(日)から
※状況により中止の可能性があります
主な出品作品
開催期間 | 2025年10月4日(土)~ 12月14日(日) |
休館日 | 月曜日(祝・休日の場合は開館) |
開館時間 | 10時 ~17時(入館は16時30分まで) |
夜間特別開館 | 10月17日(金)、10月31日(金)、11月14日(金) 10時~19時30分(入館は19時まで) |
ギャラリー トーク |
10月17日(金)、10月31日(金)、11月14日(金) いずれも15時30分から30分程度 |
料金 | 一般1,600(1,400)円、高大生800(600)円、小中生400(200)円 ※( )内は前売り・20名以上の団体料金 【割引サービス】(証明書をご提示ください) ・本人と同伴者一名 朝日友の会(200円引き)、障がいのある方(半額) ・本人のみ 藪内燕庵維持会(200円引き)、フェスティバルホール友の会(200円引き)、 兵庫県芸術文化協会友の会(200円引き) |
前売券 | 一般 1,400円、高大生 600円、小中生 200円 <販売期間と場所> 公式HP(オンラインチケット) 中之島香雪美術館、フェスティバルホール・チケットセンター(※10時~18時) 主要プレイガイド、コンビニエンスストア、チケットぴあ(Pコード:687-302)、 ローソンチケット(Lコード:55381) |
主催 | 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社 |
協力 | 一般財団法人ベルナール・ビュフェ美術館 |