これまでの展覧会
中之島香雪美術館 開館記念展
「 珠玉の村山コレクション ~愛し、守り、伝えた~ 」
Ⅳ ほとけの世界にたゆたう
2018年10月6日(土)〜12月2日(日)
展覧会の概要
中之島香雪美術館の開館記念展「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」は、朝日新聞社の創業者・村山龍平(1850~1933)が収集した美術品の中から、約300点を選りすぐり、1年間5期にわたって紹介しています。館所蔵品は重要文化財19点、重要美術品23点を数え、時代や作家を代表する名品も多くあります。これらの所蔵品に、村山家から寄託された美術品を加えた「村山コレクション」は、これまでまとまった形で紹介されたことはなく、今回が初めて全容を公開する機会となります。
第Ⅰ期展「美術を愛して」、第Ⅱ期展「美しき金に心をよせて」、第Ⅲ期展「茶の道にみちびかれ」に続き、10月6日(土)からは第Ⅳ期展「ほとけの世界にたゆたう」がスタートします。
みどころ
村山龍平のいざなう 祈りの海をたゆたう
時は明治20年代。日本初の全国的な文化財調査が行われていた頃、村山(1850-1933)の美術品収集も本格化していきます。そのはじまりは「ほとけの美術」でした。
仏教美術コレクションは、その眼の確かさを雄弁に物語ります。現在でも「名品」と評される作品、他にほとんど類例のない珍しい作品が多いのが特徴です。そして、生涯で一度だけ、自身のコレクションをまとめた図録を公刊しました。タイトルは『玄庵鑑賞』。玄庵は村山の号で、「わたしが日々鑑賞している愛蔵の品々」という意味でしょう。仏教美術コレクションの中から、名品を集大成したものでした。
5回にわたって開催する開館記念展もあと2回となりましたが、今秋は、村山の収集遍歴をたどりつつ、神仏へ捧げられた祈りの世界をお楽しみいただきます。
※期間中、展示替えがあります。
第6回【中之島香雪美術館開館記念 連続講演会】藤岡 穣さん講演会
藤岡 穣 氏(大阪大学大学院文学研究科 教授)
「村山コレクションの仏像彫刻―中国・朝鮮・日本―」
2018年11月10日(土)14:00~15:30(13:30 受付開始)
会場:中之島会館(大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階、中之島香雪美術館隣)
参加料:1300円(美術館入館料を含む)
展覧会に出品される東アジア各地の仏像について、科学的調査を用いた方法など、さまざまな「仏像の見方」をお話しいただきます。
ギャラリートーク(学芸員による解説)
仏教美術の世界は「すこし難しい?」と思われる方こそ、ぜひどうぞ。仏教美術の基本から、展覧会のみどころまで、会場で学芸員が解説をいたします。
・10月20日(土) 午後4:00から1時間程度、展示室にて
・11月24日(土) 午後4:00から1時間程度、展示室にて
開催期間 | 2018年10月6日(土)~2018年12月2日(日) ※展示替えがあります。 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌火曜日) |
開催時間 | 午前10:00 ~ 午後5:00 (ご入館は午後4時30分まで) |
料金 | 一般 900(700)円、高大生 500(350)円、小中生 200(100)円 ※( )内は前売り(一般のみ)・20名以上の団体料金 |
前売り券 | 一般700円のみ 販売場所:中之島香雪美術館、香雪美術館(神戸・御影)、 フェスティバルホール・チケットセンター(06-6231-2221) 販売期間:7月7日~10月5日 ※上記以外では取り扱いがございません、ご了承ください |
主催 | 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社、朝日放送テレビ |
中之島香雪美術館開館記念展
「珠玉の村山コレクション~ 愛し、守り、伝えた~」
【中之島香雪美術館】
I 美術を愛して 2018年3月21日(水・祝)〜4月22日(日)
II 美しき金に心をよせて 2018年4月28日(土)〜6月24日(日)
III 茶の道にみちびかれ 2018年7月7日(土)〜9月2日(日)
IV ほとけの世界にたゆたう 2018年10月6日(土)〜12月2日(日)
V 物語とうたにあそぶ 2018年12月15日(土)〜2019年2月11日(月・祝)
※毎週月曜休館(祝日の場合は翌火曜日)、展示替え期間中、年末年始休館