これまでの展覧会
特別展「香のいろは―道具とたどる香文化」
5月20日(水)から再開館いたします
※5月28日(木)の夜間特別開館は中止します
2020年4月4日(土)~5月31日(日)

みどころ
「香〈こう〉」という言葉は、「香道」や「香席」を連想させるため、敷居が高いイメージがあるかもしれません。しかし江戸時代の絵画には、寝屋〈ねや〉で寝そべりながら香を焚〈た〉いたり、髪の毛に香のかおりを移していたりする様子が描かれており、本来は生活の中で楽しむ日常に根差した文化であったことがわかります。
香道具は、仏を供養〈くよう〉するための道具から、かおりを衣服や空間にくゆらせるための道具、数種の香木を聞き分けて遊ぶための道具まで、多彩に展開しています。これらは蒔絵などの技法で美しく飾られ、見るだけでも楽しいものですが、遊び方や道具の役割を理解することで香の魅力をさらに知ることができます。本展では、日本で花開いた香文化を、香道具の使い方を切り口として「いろは」から丁寧に紹介します。
また、本展では香の原料となる香木や香料も展示します。「名香〈めいこう〉」と呼ばれる香木は、先人たちによって集められ、大切に伝えられてきたものです。古〈いにしえ〉より親しまれてきたかおりに触れ、脈々と受けつがれてきた香文化を身近に感じていただきます。
図録
特別展「香のいろは―道具とたどる香文化」の図録を販売しております。
2,100円(税込)、全作品53件のカラー図版と解説を収録。
郵送での購入をご希望の方はお電話にてお問い合わせください。
株式会社インフィクリエ 078-599-8860(平日10時~17時)
特別展「香のいろは―道具とたどる香文化」記念講演会(中止になりました)
小池 富雄 氏(鶴見大学 文学部 文化財学科教授)
「香道具 香りを愉〈たの〉しむ日本人の心」
2020年5月16日(土) 14時~15時30分(13時30分 受付開始)
会場:中之島会館(大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階、中之島香雪美術館隣)
参加料:500円(美術館入館には別途入館券が必要)
◆応募方法はこちらから
ギャラリートーク(学芸員による解説)
※ギャラリートークは当面の間、開催を見合わせます。再開する場合は、当ウェブサイトなどでお知らせします。
開催期間 | 2020年4月4日(土)~5月31日(日) ※会期中一部展示替えがあります。 前期:2020年4月4日(土)~29日(水・祝) 後期:2020年5月1日(金)~31日(日) |
休館日 | 月曜日 <4月30日(木)は展示替えのため休館、5月4日(月・祝)は開館> |
開催時間 | 10時 ~ 17時 (ご入館は16時30分まで) |
夜間特別開館(中止) | 2020年4月23日(木)、5月28日(木)限定で延長開館いたします。※中止しました 10時 ~ 19時30分(ご入館は19時まで) ※通常は17時閉館です。 【夜間開館のみの割引】 ・フェスティバルシティにお勤めの方(200円引き) |
料金 | 一般1,000(800)円、高大生600(400)円、小中生300(150)円 ※( )内は前売り(一般のみ)・20名以上の団体料金 【割引サービス】 ・本人と同伴一名 朝日友の会(200円引き)、障がい者手帳(半額) ・本人のみ 藪内燕庵維持会(200円引き)、フェスティバルホール友の会(クラブ)(200円引き) |
前売り券 | ◆2020年2月4日(火)~4月3日(金) 一般800円のみ 販売場所:中之島香雪美術館、香雪美術館(神戸・御影)、 フェスティバルホール・チケットセンター(06-6231-2221) ※上記以外では取り扱いがございません、ご了承ください |
主催 | 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社 |
協力 | 香老舗 松栄堂 |