展覧会

会期 2021年5月22日(土)~7月4日(日)
休館日 月曜日
開館 午前10時~午後5時 ※入館午後4時30分まで
観覧料 一般 700(550) 円、大高生450(350)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
主催 公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社

 2020年、長年にわたって公益財団法人香雪美術館の理事長を務めた故村山美知子氏(1920~2020)により、村山家所蔵のコレクションが一括寄贈されました。受贈作品を紹介するシリーズ展の第2弾は、仏教美術をクローズアップする「佛」展です。
 仏教美術は、村山龍平(1850~1933)が収集したものです。龍平が仏教美術コレクションに寄せる思いは、大正3年(1914)に刊行した図録『鑑賞』に結実しています。文化財の保護を目的とした収集でしたが、自身も日本文化の真髄を幅広く学ぼうとした痕跡が見られます。その中から、仏教の深遠な思想をあらわす密教美術、人々の身近にあり、救いの仏である観音と地蔵、仏教と交わることで発展してきた神々の美術を紹介します。その中には『玄庵鑑賞』に掲載された作品も含まれます。目玉となる「三十三観音図」33幅は、応永19年(1412)に明兆が描いた「三十三観音図」(京都・東福寺)を模写した江戸時代の作品で、三十三観音の系譜を考える上で貴重なものです。33幅が一堂に会する様は圧巻です。ぜひ、ご堪能ください。
 2021年の香雪美術館ではこの後、「刀」、「茶」と題して、新収蔵品をご紹介する展覧会を開催します。

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関連イベント

スライドトーク
6月12日(土)、6月26日(土) 午後2時より約30分(定員20名)当日先着順
※聴講は無料ですが、別途展覧会の鑑賞券が必要です。
※場合により中止となることがあります。当館ホームページをご確認の上、ご来館ください。